17)【臨死体験】立花隆さんの言葉・D-a

人間の心とはどのように生まれるのか、

文春オンライン(追悼)立花隆さんインタビューより(抜粋)

死の間際に脳が働くことは確かとしても、なぜ臨死体験の証言者達は似たような

光景、幸福感を抱くのか、その謎を解き明かすためには「人間の心のメカニズ

ム」に踏み込まなくてはなりません。

私たちは身体感覚の錯覚を利用して、体外離脱を人工的に起こさせる、スエーデ

ンのカロリンスカ研究所のH/アーソン博士の実験を紹介島した。

被験者はまずヘッドマウントディスプレイを被った状態でベットに寝かされます

番組では私自身が被験者となりますしたが、目の前のディスプレイには私の足が

映されています。

アーソン博士は棒を使って私の足をさすります。

繰り返し棒で撫でられ、その様子を見ているうちに視覚と触覚が合わさって、

ディスプレイを見ていることがリアルそのものだと思い込みます。

だからアーソン博士がナイフを持ち出して私の足を切りつけようとしたときは、

本当にビックリしました。

しかし実は私の脇には人形が寝ていて、ディスプレイに移っていたのはすべて人形の足に対して行ってはとで、リアルな私の足に対してではありませんでした。

それを実験が終わったときに種明かしとして見せられてビックリしました。

資格と触覚を切り離すと、人間は簡単に有り得ないことを信じるようになるの

です。

同じ装置を使って体外離脱の疑似体験ができるようになっていました。

こんな単純な実験で体外離脱によく似た現象を起こせることは私自身驚きました

この実験で分かったのは自分の体内部に自分が居るという感覚は、脳によって作

られるということです。

アーソン博士は「体外離脱は自分の体を認識する脳内のモデルが崩壊することで

起る」と指摘しました。

その通りでしょう。  (続く)


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